久しぶり(え...1年半??)の投稿です!
これからの社会には多くの人が使えるようなヘルスケアサービスがもっともっと必要になる!
との思いから一念発起しヘルスケア業界に転身、自分なりにもがいているうちにあっと言う間に1年以上が経過していました。。という事で、久しぶりの今回は只今急成長中の市場であるヘルスケア系のアプリやWebサービスがどんなものがあるのかを纏めて行きたいと思います。
下の図はヘルスケアアプリを主な用途毎に分類し、アプリを利用するユーザーや利用シーンを把握し易いように縦軸を「行動変容ステージ(※)」、横軸を「病状フェーズ」として各アプリの分類を配置した図となっています。ヘルスケアアプリには病状に関係なくだれもが利用出来る汎用的なものから、病状毎に提供される専門性の高いものまで様々なアプリケーションが提供されています。今回は分類をして、次回以降は各分類毎にどのようなサービスがあるのかなど詳細を書いて行ければと思っています。
〔ヘルスケア系アプリの分類〕
※行動変容ステージモデルとは、1982年にProchaskaとDiClementeによって提唱。独力で禁煙する喫煙者と禁煙治療を受ける喫煙者の比較から、300以上の様々な心理療法や行動変化理論を統合して作成され、その後は運動や食事などヘルスケア領域などで幅広く活用されています。行動変容ステージは、人が行動に移る場合の変化は「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのプロセスを辿ると言われています。
・測定系
体組成や⾎圧、⼼拍・脈拍、歩数・活動量、睡眠など専⽤のデバイスや、スマートフォンやウェアラブルデバイスに内蔵さ れているセンサーなどから取得するバイタルデータを管理する為のアプリです。主にヘルスケア機器メーカーやスマートフォンメーカーなどが提供しています。
・⾏動ログ系
スマートフォンに内蔵されているGPSや加速度センサーと地図情報を活⽤しユーザーの移動距離、場所、歩数を⾃動で取得、そ れらの情報を元に消費カロリーを算出する事でヘルスケアへの活⽤も可能なアプリです。⾏動ログ専⽤アプリの他、ランニングや ウォーキングアプリの機能としても提供されています。専門のサービス事業者や地図配信サービス、アプリ開発会社などが提供しています。
・フィットネス系
エクササイズ、ワークアウト、スポーツなど様々な運動情報を記録するアプリです。スポーツメーカーが提供するトータルス ポーツ系アプリの他、ランニングやウォーキング、ワークアウトなど記録を中⼼としてものから動画などでレッスンを中⼼とす るものなど様々なアプリなどがあります。
・ダイエット系
⼀定期間での体重の減量を中⼼に、主に⾷事の管理により⽬標達成を⽀援するアプリです。⽇々の⾷事の登録により成分やカロ リーなどを計算し摂取カロリーの制限や成分や⾷べ⽅などの情報提供によるダイエット⽀援を⾏います。最近では、アプリ内に てグループ機能でのモチベーションアップや栄養⼠による直接指導などを付加価値として提供する事業者が増えています。
・相談/保険系
医師や医療専⾨家などに相談が出来るQ&Aサービスです。サイトへは医師や⻭科医、カウンセラーに栄養⼠、獣医に⾄るまで病気毎 の専⾨家が登録されており、匿名での質問に対して専⾨家のアドバイスがもらえるようになっています。直接利⽤する他、保険加 ⼊者への付加価値サービスや健康保険組合などのサービスとしても提供されています。
・睡眠/ストレス系
専⽤の計測機器やスマートフォン、ウエアラブルデバイスに内蔵されている加速度センサーを使⽤した睡眠データの取得、ス マートフォンのカメラや光学センサーを使った⾎脈(⼼拍)の計測により睡眠状態やストレス状態を検出するアプリです。検出され たデータより睡眠サイクルの改善や起床時間の設定などに加え無呼吸症候群や不整脈の検出などにも活⽤されています。
・⼥性のカラダ系
⽉経周期の管理や妊娠に関する情報提供や管理、その他美容やアンチエージングなど⼥性特有のカラダに特化したアプリです。主に ⼤⼿コンテンツプロバイダや携帯キャリアなどが提供し、既にターゲットが確率されておりヘルスケアアプリ分類の中でも最も 利⽤されている領域となっています。
・ドラッグ系
薬局の処⽅箋管理や、処⽅箋の事前送付などをアプリにより⾏う事で服薬管理の効率化やアレルギーや副作⽤などの管理、薬の 受け取り時間の短縮を実現するお薬⼿帳アプリです。薬の管理と合わせてバイタルデータなどの健康管理機能なども提供する事でヘ ルスケアデータをトータルで管理する事が出来るようになっています。
・メディカル系
これまでの8つの分類にある機能を主に治療領域で医師や製薬メーカーなどにより活⽤しようというアプリです。ガン、⼼疾患、脳 卒中、⾼⾎圧性疾患、糖尿病など疾病患者の治療やリハビリなど医師による処⽅や管理などを⽀援するアプリや⼼電系や⼼拍計 との連携による疾患の検出を⽬的とするアプリなどがあります。
という事で、今回は以上です!
次回はいつになるか?解りませんが近いうちにまた書きたいと思います。